608年前半(1):   

そうそう、前回の記事なんですが、あと1文字でも入れると「文字が多すぎなので投稿できません」エラーが出るので、ちょっとこの記事で補足を。
前回の記事で、ベイセル夫婦が結婚したのは、前の年の10日と書いていましたが、25日の間違いでした(記事内修正済み)。
そして前回新たに議長に当選した

b0057741_13212250.gifギークさんは、既に27歳。
もしかしたら、また数年以内に議長選挙が行われるかもしれません。

というわけで、年が明けました。



1日。
今年の新成人は

b0057741_13254857.gifレックス・シモノフ(引っ込み思案/ジマの力

b0057741_1324840.gifヨシシゲ・モリエロ(まじめ/ジマの力
b0057741_13262439.gifタケシ・アニストン(繊細なムード/ジマの力エナの子
b0057741_1325107.gifカリュプソ・モリエロ(責任感がある/ミダの魂

また男のほうが多い!

さて、年が明けてから、嬉しいニュースもありました。
それは、ミルドレッドの兄ベイセル夫婦のカレンダーに、14日に赤ちゃんマークが付いていたこと。
この夫婦が結婚したのは一昨年の25日。人口過密のおかげで、普通より半年以上遅れてしまいましたが、ようやく子供が誕生することになります。

というわけで、人口が多すぎということもあり、新婚夫婦の第一子誕生を優先させていたため、今の時代少なくなってしまった若い女の子の移住者を入れていなかったのですが、どうやら数えるとまたかなりキツキツの人口のようで、やっぱりまだ女の子の移住者が入れられません! いや、マジでやばいです。


それはともかく2日。午前はショルグ新年祭です。
ミルドレッドは去年2勝2敗で、ミダC5位に繰り上がっていました。
そして、ミルドレッドがちょっと気になるのが恋人のドラケンのリーグ順位。議長になるにはショルグ順位も結構重要です。
でも去年成人したばっかりだし、あまり訓練しているところも見なかったし、まだまだ下のほうよね……と思って、ショルグ新年祭が終わった後、ミルドレッドがショルグ掲示板を見たところ、



なんとドラケンはもうコーク外2位でした。※ちなみにキリアンはミダ外6位、ブリヤンクはジマ外4位

b0057741_2062380.gif「え~!」
b0057741_18254468.gif「今年の間この順位をキープしてれば、来年はリーグ入り出来るかな」
いつの間にか背後に立っていたドラケンに話しかけられて、ミルドレッドはびっくりです。

b0057741_2062380.gif「訓練なんて、いつしてたの?」
b0057741_18254468.gif「仕事の合間にね。ミルドレッドも時々ぼくに訓練アイテムくれたりしてたじゃないか」
そ、そうだけど訓練してる姿は一度も見たことがないわ~!

#確かにプレイヤー的にも去年はたまにドラケンに訓練アイテムプレゼントとかやってましたが、別についていって鍛えてたわけでもなく、ほとんどは朝も夕方もドラケンからのデートのお誘い待ちに終始してたので、今年鍛えなきゃダメかもな~と思っていたので驚きました

掲示板をよく見ると、ドラケンはあのサフィール君(ミルドレッドの同級生)のすぐ下のランクに付けています。サフィール君も昔議長になりたいと言っていたし、たまたま同じコークに所属することになって、ドラケンは2歳上のサフィール君を少しライバル視して頑張ったのかもしれません。

b0057741_18254468.gif「そろそろ仕事始めに行かないとね。じゃあまた」
ドラケンはそのまま、別れを告げて大通りへ向かっていこうとしています。

あ……ああちょっと待って、せっかく会ったのにそれで終わりなの!?
ミルドレッドは思わず追いかけて声をかけました。

b0057741_2062380.gif「ドラケン! あの、明日デートしない?」
b0057741_18254468.gif「明日? いいよ」
実はドラケンは、確かに以前よりミルドレッドに声をかけてきてくれるようになったものの、いつも「おはよう」の挨拶か、「何やってるの?」で、まだ向こうからデートに誘ってくれたことはありません。#そう考えるとノズル君とアトリ君はものすごく頻繁にデートに誘ってくれる人だったなあ…と今更ながら実感。

し、仕事と訓練に忙しいのかもしれないけど、でもこの間のデートの時あたしが言ったもっとたくさん声をかけて欲しい、もっとたくさん会いたいって言うのは、もっとドラケンにデートに誘って欲しいってことだったのよ~!!

と、今年初めてのデートも結局自分から誘うことになり、去年、ドラケンが自分を思ってくれている気持ちが少しずつ伝わって来るようになったと思えたのに、またまたちょっと不安になって来てしまったミルドレッドです。


その夜、ミルドレッドの「明日デート」の約束を目ざとく見つけたキリアンが

b0057741_1911521.gif「あ~お姉ちゃん明日デート? ちぇーいいなーどこ行くのさー?」
b0057741_2062380.gif「もう、うるさいわねっ」
何度も聞いてきます。キリアンはまだ彼女探し中。どうやらミルドレッドたちのデートが羨ましいようです。

翌日3日。デートです。
家を出て待ち合わせの場所に行こうと通りに出たミルドレッドは、同じく通りを歩いていたブリヤンクに会いました。どうやらバハウルグに仕事に行く様子。
ばったり顔をあわせたので、何か言わなくちゃ…!とミルドレッドが口を開こうとしたところ、ブリヤンクのほうから声をかけてきました。

b0057741_21343037.gif「おはよう、ミルドレッドさん」
b0057741_2062380.gif「おはよう、ブリヤンク」
b0057741_21343037.gif「これからドラケンとデート?」
b0057741_2062380.gif「う、うん」

どうやらブリヤンクは、家の中での世間話としてドラケンから今日デートだと聞いている様子。ちょ、ちょっと気まずいかも……とミルドレッドが思ったものの、

b0057741_21343037.gif「ドラケンはミルドレッドさんにちゃんと優しい? ドラケンは何も言わないからさ。また前みたいに色々と意地張って、きついこと言ったりしてない?」
ブリヤンクは至って自然に、以前のように話しかけてきてくれました。ホッとして、自分もブリヤンクに友人として普通に返事をしたミルドレッド。

b0057741_2062380.gif「うん、大丈夫。成人したら余裕が出てきたみたいで、前みたいに子供っぽい意地悪なところがなくなって、大人なのよ。何だか違う人みたいで、ドキッとしちゃうくらい」
b0057741_21343037.gif「そっか……」
笑顔を浮かべて話していたミルドレッドは、ブリヤンクが自分をまぶしそうに見つめているのに気が付いてしまいました。

あっ…あ、あたし今、友達に戻れたと思って、すごく無神経なこと言っちゃった…?

しかしブリヤンクがその表情を見せたのは一瞬だけ。次の瞬間には彼は笑って、

b0057741_21343037.gif「また、ドラケンがミルドレッドさんを変に悲しませるようだったらって思ってたけど、ぼくの杞憂みたいだね。ミルドレッドさんが幸せなら、それでいいよ」
b0057741_2062380.gif「ブリヤンク……」
b0057741_21343037.gif「二人がうまく行くよう祈ってる。じゃ……」
そう言って、再びバハのほうへ歩き出して行きました。
彼の後ろ姿を見ながら、

まだブリヤンクの心の中に、あたしの存在がちょこっとでもあるのかしら? ブリヤンクにも、あたしなんかよりもっといい人が見つかればいいんだけど…!

と、弟と同様、ブリヤンクにもいいお相手が見つかるよう祈らずにはいられないミルドレッドでした。


その後、大通り南でドラケンと落ち合ったミルドレッド。

b0057741_18254468.gif「どこ行こうか?」

b0057741_2062380.gif「あの、あたし、バスの浜に行きたいな」
ミルドレッドは、昨日デートの約束をした時に、行きたいと思っていた場所を思い切って口にしてみました。去年初めて手をつないだデートの後にも、タラの港に一度デートに行ったこともありましたが、今日ミルドレッドが提案したバス浜は、もう少し仲を深めたい恋人同士が行く場所。
最近声をかけてきてくれるようになったとはいえ、ミルドレッドは、もうちょっとドラケンに近づきたいと思っていたのです。

だって、もう半年以上付き合ってるんだし、それってあたしのわがままじゃないよね?

b0057741_18254468.gif「いいよ、行こう」
ドラケンもOKしてくれました。というわけで、バス浜へ並んで向かった二人。

さて、浜辺に着いて二人で座ろうとするや否や、何人かがスピードの訓練をしに浜へ駆け込んできました。ええ~せっかく二人になれると思ってたのに、後ろで人が走り回ってるなんて! ゆっくり二人になれると思っていたミルドレッドは、どうしていいのかわからなくなって、慌てて話題を探しました。

b0057741_2062380.gif「そ、そういえばゆうべ、キリアンがあたしたちが明日どこ行くのかってうるさくて」
b0057741_18254468.gif「へえ。そんなに気になるかな? ぼくたちが」
b0057741_2062380.gif「そうみたい。キリアンも頑張って彼女探ししてるみたいだけど、なかなかうまくいかないみたいだから、こっちが気になるのかも」
b0057741_18254468.gif「ああ……そうじゃなくて、キリアンは姉さん思いだから、ぼくらを心配してるんだと思うな」
b0057741_2062380.gif「ええっキリアンが?」
ドラケンの意外な言葉にミルドレッドはびっくりです。
夕べの様子は、明らかに自分の姉と友人がどこまで進んでいるか好奇心で聞いてた気がするけど……! と思い出しながら、心配といえば……とミルドレッドはこう口にしました。

b0057741_2062380.gif「そう言えば……あの、ブリヤンクはどう?」
b0057741_18254468.gif「ブリヤンク?」
b0057741_2062380.gif「う、うん、そう」
ちょっとためらいがちにうなずいたミルドレッド。
今朝見かけたブリヤンクは、誰かをデートに誘いに行くでもなく、明らかに仕事場へ向かっているところでした。バハで仕事をするときに姿を見かけるとはいえ、あまりブリヤンクと話すことがなくなってしまったこともあり(※話しかけるとミルドレッドが友人欄に残ってしまうため話しかけられない)、ミルドレッドは、ブリヤンクに今、誰かデートのお誘いをしたいと思う新たな異性ができそうかどうか、ちょっと知りたかったのです。

ブリヤンクには、今もあたしのことを思ってくれているよりは、誰かいい人を見つけて欲しい。あんまり身内の恋愛には興味がなさそうなドラケンだけど、双子のお兄さんだし、ちょっとくらいブリヤンクから何か聞いているかも……

b0057741_2062380.gif「キリアンは無才能だけどブリヤンクなら2能だし、働き者だし優しいし、今思うとかなり女の子から好かれそうなタイプだと思うのよね」
b0057741_18254468.gif「まあぼくもそう思うよ」
b0057741_2062380.gif「でしょ? それに、子供の時からそうだったけど、すごくまめに気を使ってくれる人だし。あ……あたしとかにもそうだったし」
b0057741_18254468.gif「……それで?」
b0057741_2062380.gif「え、えっと……だからきっと、そんなブリヤンクのことを好きな子もいるんじゃないかと思うの。そういう子が、夕方デートの誘いに来たりしてないかなと思って……」
b0057741_18254468.gif「今のところ見たことはないな。ぼくは帰るのが遅いってこともあるだろうけどね」
b0057741_2062380.gif「そうなの? もしかしたら夕方早く来てるかも。あたしの同級生で、まだ彼氏いない子もいるし、そういう子が来たりしてないかなって。ほ、ほら、本当はブリヤンク本人に聞いたほうがいいけど、そういうことは不躾で聞きづらいじゃない?」

ミルドレッドはさりげなく話を振ったと思っていたのに、なんだかドラケンが浮かなさそうな顔でため息をつきながら、こう言って来ました。

b0057741_18254468.gif「ブリヤンクはそう言う話題が好きじゃないし、あんまりあいつにミルドレッドからそういうこと聞いたりしないでやって欲しいな」
b0057741_2062380.gif「あら、こういう時お兄さんぶるのね。だから、ドラケンに聞いてるのに」
するとドラケンは聞こえるか聞こえないかの声で、ボソッと呟いたのでした。

b0057741_18254468.gif「……あいつは毎日、気になる子に会いに行ってるけど」
b0057741_2062380.gif「えっ、気になる子って……ブリヤンクに新しく好きな子出来たの!?」
ドラケンの言葉にびっくりしてとっさに身を乗り出してそう叫んだミルドレッドは、次に、

b0057741_18254468.gif「新しく……?」
ミルドレッドの言葉に不思議そうになったドラケンの顔を見て、

b0057741_2062380.gif「あっ……」
自分が余計なことを言ったのを悟りました。そして同時に、ドラケンの言葉の意味も理解しました。ドラケンの言う、ブリヤンクが毎日気になる子に会いに行っていると言うのは、朝晩どこかへ誰かをデートに誘いに行っているという意味ではなく……恐らく、毎日、バハにミルドレッドに会いに来ているということなのだと。

え……ド、ドラケンって、ブリヤンクがあたしに好意を持ってくれてることを、まさか知ってるの? 

驚いた顔をしていたドラケンも、すぐさまミルドレッドの勘違いを理解したよう。彼は急に真顔になってミルドレッドに迫ってきました。

b0057741_18254468.gif「知ってたの? ブリヤンクが誰を好きなのかを?」
b0057741_2062380.gif「え……えっと……うん……」
b0057741_18254468.gif「いつから?」
b0057741_2062380.gif「え……あの……」
b0057741_18254468.gif「あいつから言われたの?」
b0057741_2062380.gif「……あの……ドラケンが遊びに誘いに来てくれる前に、ブリヤンクに遊びに行こうって言われたことがあって……」
b0057741_18254468.gif「……へえ。あいつがそんなに行動的だって知らなかったな」
b0057741_2062380.gif「だ、だって、ブリヤンクも色々考えてたみたいで、あたしがドラケンとすぐ付き合うかと思ってたらしいけど、あたしがまだフリーだったから気にかけててくれて……」
b0057741_18254468.gif「で、ブリヤンクと遊びに行ったの?」
b0057741_2062380.gif「え……」
b0057741_18254468.gif「行ったの?」
まっすぐ目を見て聞きたいことを次々に短く強く問いただしてくるドラケンをうまくかわしきれなくて、しどろもどろになっていたミルドレッドは、目を伏せたまま、やっとの思いで小さく答えました。

b0057741_2062380.gif「え……えっと……1回だけ……」
言ってしまってから、どうしてバカ正直に答えてしまったのかミルドレッドは内心大後悔の嵐です。

で、でも、ドラケンは嘘をつかれるのはきっと嫌いだろうし、あたしも嘘はつきたくないし、後ろめたいことなんて何もなかったもの、どうして行ったのか理由を話して、ドラケンに謝らなきゃ……!

しかしもちろん、そんなことを聞いたドラケンの気分がいいわけがありません。彼はミルドレッドの答えを聞くと、反射的に強い口調でこう言ってきたのでした。

b0057741_18254468.gif「じゃあミルドレッドは、彼氏を選ぶのにぼくたち二人のうちどっちでも良かったっていうわけ?」

そのせりふを聞いた途端、

b0057741_2062380.gif「そ、そんなことないわよ!!」
今までドラケンの勢いに押され気味だったミルドレッドは顔を上げ、大声で叫んでしまいました。

b0057741_2062380.gif「じゃ、じゃああたし、ブリヤンクに先に誘われたのに、何で今、ドラケンとバスの浜にいるの? 何で、どっちでも良かったのかなんて言うの?」
どうして、今ここに一緒にいることをわかってくれないの?

あの時、ブリヤンクに遊びに誘われて、どうしたらいいのかとても戸惑ってなかなか返事ができなかったのと対照的に、ドラケンが誘いに来てくれた時はものすごい勢いでうなずきそうだった自分の気持ちを思い出して、矢継ぎ早にそう言ってドラケンに詰め寄ったミルドレッド。

b0057741_2062380.gif「あの時、ドラケンが初めて誘いに来てくれた時、ブリヤンクの後だったから遅すぎよって怒りたいくらいだったのに! で、でもそれ以上に、あたしがずっと待ってた人がやっと来てくれたって、すごくすごく……」

急にまくしたて始めたミルドレッドに、ドラケンもちょっと驚いた顔。でももう止まりません。

b0057741_2062380.gif「すごく嬉しくて、安心して、もう何も言えなくなって泣き出しちゃうくらいだったのに……!」
それを聞いて一瞬ハッとしたような表情になったドラケンは、あの時、遊びの誘いに来て「遅くなってごめん」と言った途端、どうしてミルドレッドが喜ぶよりも先に泣き出したのかようやく察したよう。でも彼も、今さら後には引けない様子で言い返してきました。

b0057741_18254468.gif「じゃあどうして、ブリヤンクと出かけたわけ? そんなことを聞いたら、ぼくだって面白いわけないだろう」
b0057741_2062380.gif「あれは、約束しちゃったけど、ごめんねって、あたし好きな人がいるのって断るために行ったのよ。だから今、あたしはここにドラケンといるのに! そんなにあたしの普段の態度からじゃ、ドラケンが好きって伝わらないの? デ、デートだって、いつもあたしから一生懸命誘ってるのに!」

ドラケンに謝るどころか、昔、子供のドラケンの、成人したミルドレッドに対する態度の変化が理解できなくて、自分の気持ちの持って行き場がわからなくなってしまった時と同様に、今もまたどうしていいのかわからなくなってしまったミルドレッドは、心にためていた小さな不満を、思わずドラケンにぶつけてしまいました。

b0057741_2062380.gif「今でも時々ドラケンの気持ちがわかるようでわからなくなって、もしかしてあたしばっかりなの?って不安になるのに。何でドラケンはそれでいいと思っちゃうの? ブリヤンクのほうが、今でもよほど思ってくれてる気がする時があるのに……!」

そう言ってしまった瞬間、ドラケンの表情がさっと変わったのがわかったミルドレッド。双子のドラケンとブリヤンクがお互いを比べられることを嫌っていると知っていて、こんな状況の時にブリヤンクのことを持ち出すなんて、失言以外の何ものでもないと悟ったものの、もう取り返しがつきません。

b0057741_18254468.gif「ミルドレッド」
急にドラケンに腕と肩を引っ張られて、

b0057741_2062380.gif「な、なに……」
ま、また何かきついことを言われるの? 
掴まれている力の強さにひるんで、反射的にミルドレッドは両目を閉じました。
ところが、彼の手が背中に回されて、体ごと引き寄せられたかと思うと……ミルドレッドはドラケンに抱きすくめられて、キスされていたのでした。

何が起きたのかとっさにわからなくて、目を閉じたまま体をこわばらせ、息をすることさえ出来なかったミルドレッド。
やがて、とても長い時間に思えたキスが終わり、ようやくドラケンが顔を離してくれて、ミルドレッドはやっと、死にそうな呼吸困難寸前から助かることが出来ました。
そしてドラケンはまだミルドレッドの体を強く抱き寄せたまま、その顔を見下ろして、普段あまり感情の起伏がない彼が何だかひどくむくれたように言ってきた言葉は、

b0057741_18254468.gif「こうすれば満足?」
b0057741_2062380.gif「……バカ!!」
悔しくてそう叫んだミルドレッド。

b0057741_2062380.gif「こんなふうにやけくそでキスなんかされても、ちっとも嬉しくないわよ……!!」
そう言いながら、両目をぐいとぬぐって、ミルドレッドは一人で砂浜を走り出て行きました。

ドラケンにもっと近づきたくてバスの浜に来たのに、ここまで来たらこの先お互い必要な人だと確かめ合うものだと思ってたのに、自分もドラケンもお互いやっぱりうまく距離を縮められなくて、何だかドラケンと遠くなってしまった気がするミルドレッドです。


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by blue-ground | 2009-06-12 00:00 | 11代目ミルドレッド

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