608年前半(4)   

9日。





昨日会った後、ドラケンとデートの約束をしていたミルドレッド。なので今日はデート……のはずだったのですが、朝になると
「今朝あなたの試合があります」
のアナウンスが。

ミルドレッドは今年Cリーグに上がっていたので、今日からリーグ戦だったのです。
す、すっかり忘れてたわ!

ドラケンはちょっと冷たいし、今まで彼女であるミルドレッドの試合の応援に来てくれたことはなかったので、観戦には来ないでしょう。
もしかして大通り南でドラケンを待ちぼうけさせちゃうかしら? と思いつつ、ミルドレッドがミダ闘技場へ行くと……
ドラケンがちゃんと、ミルドレッドの応援のために闘技場へやってきてくれていたのです。

b0057741_2062380.gif(キャ~勝ちたい勝ちたい!)
恋人が見に来てくれたと思うと、嬉しくてテンションが上がったミルドレッドは、最初こそ負けていましたが、最後は逆転勝ち!
139VS155で、パイラさんに勝利したのでした。

その後、ミルドレッドはドラケンとアイシャ湖デートへ。


しばらく一緒に泳いだ後、陽も暮れて来たので二人は帰ることにしました。

b0057741_2062380.gif「家まで送ってくれる?」



二人の家は共にバハ区で、アイシャ湖からはあっという間。
すぐに家に着いてしまうので、帰り道、デートの余韻を味わう暇もありません。思わずため息をつきながら、ミルドレッドは呟きます。

b0057741_2062380.gif「もうちょっと、家が遠かったら良かったのに……」
b0057741_18254468.gif「何で?」
b0057741_2062380.gif「そ、そしたらもうちょっと長く一緒に歩けるでしょ」



だって、もうちょっとだけでも、一緒にいたいの!

b0057741_2062380.gif「そうだ、うちでゆっくりして行かない?」
ドラケンがあまり家に来てくれることはないけれど、デート帰りなら、寄ってくれるかも。
思いついたようにミルドレッドがそう言ってドラケンを見上げると、あれ……彼が立ち止まり、黙ったまま、こちらを見下ろしてきています。


b0057741_18254468.gif「……結婚する?」
b0057741_2062380.gif「えっ……」
彼の不意の言葉に、固まってしまったミルドレッド。

b0057741_18254468.gif「まだ評議会館邸なんてとてもじゃないけど連れて行けなくて、普通の家だけど、それでもいいかな」
b0057741_2062380.gif「さ……最初から議長の家に住めるなんて、思ってもないわよ……」
b0057741_18254468.gif「そう、良かった」
ホッとしたような笑顔になったドラケン。それは、議長邸にすぐに連れてはいけなくても構わないとわかったせいなのか、それとも最初の、自分のプロポーズに対するミルドレッドの答えがノーではなさそうだとわかったせいなのでしょうか。

b0057741_18254468.gif「じゃあ……もう一度言うから、ちゃんと答えを聞かせて欲しいな。ぼくと結婚して欲しいんだ」
返事が聞こえるようにか、ドラケンがミルドレッドの顔を覗き込むように、耳を寄せてきます。

ミルドレッドの小さい頃からの夢はミスプルト。そして、好きな人のお嫁さん。

元ミスプルトが将来の議長のお嫁さんだなんて、素敵じゃない?

ミスプルトになりたいと願っていた成人前、そう思っていた頃もありました。
ところが今、昔からの望みが叶うというところなのに、いざ、そんな場面になると、とてもじゃなく気の利いた返事なんて出来ないことが良くわかります。

心臓が口から飛び出しそう……!

自分でも知らない間に真っ赤になって両手で口を押さえ下を向いていたミルドレッドは、いつもの威勢の良さは何処へやら、

b0057741_2062380.gif「は……はい……」
それだけ答えてうなずくのが精いっぱいでした。






そんなわけで、婚約となりましたが、今日は9日。
明日10日には結婚です。


夜、ミルドレッドは両親に婚約の報告をしました。

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明日結婚して家を出て行くなんて、突然すぎて驚かせるかと思ったけれど、お父さんもお母さんも嬉しそう。
式に備えて嫁入り道具のアイテムを何か持っていこうとアイテム庫を覗いていたミルドレッドに、レイチェルお母さんが声をかけてきました。

b0057741_2084239.gif「ミルドレッド、これを持ってお嫁に行きなさい」
お母さんがそう言って差し出してきたのは、月の花束です。

b0057741_2084239.gif「あたしが結婚する時、あんたのおばあちゃんからあたしがもらったのよ。おばあちゃんもお嫁入りする時これを持っていたそうよ」
b0057741_2062380.gif「え……でもいいの? 大事なものなんじゃないの?」
b0057741_2084239.gif「大事な娘に大事なものをあげるのは、何もおかしなことじゃないわ。あんたは成人してもなかなかデートしないし、結婚まで何だか色々大変だったみたいだから、ちょっと心配だったのよ」
b0057741_2062380.gif「お母さん……」
お母さんは常に励ましてくれるタイプじゃないけれど、必要なときにちゃんと心配してくれていたのを、ミルドレッドも良くわかっています。
そして、月の花束をミルドレッドに渡しながら、お母さんは、娘と過ごす最後の夜に優しく笑ってこう言ってくれたのでした。

b0057741_2084239.gif「幸せになりなさい」



その後、弟のキリアンに話しかけられて、明日結婚すると答えたミルドレッド。

b0057741_1911521.gif「ええ、お姉ちゃん結婚!? ドラケンと!?」
b0057741_2062380.gif「うん」
b0057741_1911521.gif「お、おめでと……うわ~こないだまでケンカしてたのに、本当によくわかんないよ!」
キリアンは混乱しているようです(笑


※ちなみに

>b0057741_2085921.gif伯母のミュリエルは同居してても婚約報告の会話が出ないので、職場で話しかけて報告しました。


翌10日午前。
ミルドレッドとドラケンの結婚式です。


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b0057741_2085921.gifミュリエルは何故かドラケン側に参列です(汗) 
そんなにドラケンを気に入ってるのか!?


もちろん、ドラケンの双子の弟であるブリヤンクも、式に参列してくれています。


b0057741_21343037.gif「おめでとう、ミルドレッドさん」
b0057741_2062380.gif「ありがとう」
声をかけてくれた彼は、いつもの通りの優しい笑顔。
直接愛を語り合うことがなくても、恋が叶うことがなくても、相手のことを思いやれる優しさと強さもまた、違う形の愛なのかもしれません。
この人の手は取れなかったけど、いつか、彼にも素敵な女性が隣に立ってくれることを、ミルドレッドは願うばかりです。

さて、参列者も集まって、無事、

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二人は夫婦となりました。




ところで、ドラケン君なのですが、成人して1年ちょい、きっちり仕事をこなしていたおかげで勤勉性が上がったようで、性格が「なんとなく地味」から、

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「ちょっと神経質」になってました(汗)

う、うわ~……なんかこの人、脱いだ服とか椅子の背にそのままかけるんじゃなくて、きっちり畳んだり、家の中きっちり整頓してそうだな……!
が、がんばれ新妻ミルドレッド!w


さて、二人が向かった新居はリム区東。
まだまだ一般人である二人なので、簡素な住居ですが、今はこれで充分でしょう。

ミルドレッドは小さい頃から、おばあちゃんや伯母も同居していて、8人家族で表札が満杯になったこともあるほどの大家族で賑やかに暮らしてきました。
おばあちゃんも亡くなり、姉や兄も結婚で実家を出て行って、段々家族の人数が少なくなって来てたとはいえ、二人だけで暮らす、という状況に初めてなった今、普通の家がこんなに大きく感じるものだとは思ってもみませんでした。

b0057741_2062380.gif「二人しかいないと、部屋ってこんなに広いのね」
式も終え、新居の一通りの片付けも終えたあと、思わずそう言いながら家の中を見渡したミルドレッド。
母がコークショルグ長をつとめていた時、リム区北に住んでいたこともありますが、同じリム区でもこの区画は初めてとあって、見える景色も少し違います。ミルドレッドが窓の傍に行き、外を眺めていたら……

b0057741_18254468.gif「ぼくもそう思うよ」
いつの間にか、髪に息がかかるほど真後ろに、ドラケンが立っています。

あ……え、えーと……ど、どうしよう……

顔を赤くして緊張するミルドレッドの肩に手を置いて、

b0057741_18254468.gif「まだちょっと早いけど……」

背後からドラケンがもう片方の腕を伸ばして、窓のカーテンを閉めました。

まだ少し早いですが、初めての二人きりの夜をゆっくり過ごしたいと思うのは、ミルドレッドも一緒。
そのまま彼の胸に身を預けると……落ち着いているように見えて、彼もまた緊張しているのが胸の鼓動からわかります。
彼も自分と同じ気持ちなのが、とても嬉しいと思ったミルドレッド。

b0057741_2062380.gif「優しくしてね」
b0057741_18254468.gif「うん」
同じだから、強がらなくてもいいし、自分の中の自然な気持ちに身を任せるだけでいい。今晩は、今までで一番、身も心も近くに寄り添える夜になるでしょう。





……。
……。
……って、あれ?? 新婚なのにハートが飛ばないんですけど……!?(プレイヤーの声)





そんなわけで、新婚初夜も明けて翌朝。
ミルドレッドが気づくと、勤勉なドラケンは、朝も早くから仕事に出かけるつもりか、ベッドの端に腰掛けてもう着替えようとしています。

あ……ああ、ちょっと待って!!


その着替えかけの背中をつかまえて、あられもない姿で新妻が追いすがり、頬を赤らめながら放った言葉は、

b0057741_2062380.gif「ねえドラケン、あの……」
b0057741_18254468.gif「?」
b0057741_2062380.gif「も、もう1回して!!」
b0057741_18254468.gif「……えっ!?」



………。


……いや、ワーネバってこういうゲームですよね??


※ち、ちなみに何回トライしてもHITしない……!! 試しに移住者を入れてみると、4人で人口が満に!ということは、現在の国の人口は120人を超えていて、子供が出来ないということになります。何年か前から、人口過密状態になっていることには気づいてましたが、まさかPC夫婦にすら子供が出来ないとは……!
というわけで、連日トライしてるんですが、出来ません!!



↓数日後、ガアチウルグで並んで採掘をしながら雑談する男たち

b0057741_1911521.gif「ドラケンさぁ、前は朝早かったのに、最近しょっちゅう遅刻して来るね。なんだかげっそりしてるし 」
b0057741_18254468.gif「え……ちょっと最近寝不足でね……」
b0057741_1911521.gif「寝不足? なんで?」
b0057741_18254468.gif「なんでって……(君の姉さんが意外に積極的で……)」
b0057741_14242029.gif「こ、こらキリアン。新婚さんにあまり根掘り葉掘り聞くもんじゃないよ」
b0057741_1911521.gif「ええっ? ど、どうせぼくはまだ一人身だよー!」


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by blue-ground | 2014-11-14 10:10 | 11代目ミルドレッド

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