545年後半(1):そして嵐はやってきた
2005年 07月 12日
でもジマナァム邸は気持ち的に遠い感じがし、このごろはもっと彼女の傍にいたいと思うようになりました。
それに、最近エレノールの様子が不安げなのも気になります。
それが何なのかわからないけど、不安を取り除いてあげたいとも思うこのごろです。
というわけでアルバート、遂にエレノールをアイシャ湖デートへ誘いました。
最初こそ楽しく二人で泳いでいましたが、時間が経つにつれ、アルバートは今日の話をどう切り出そうかと半ば上の空に。
でも、いくら考えても仕方がないと思い直し、アルバートは先に岸に上がっていたエレノールの傍へ行って、意を決してこう伝えました。
「エレノール、俺と結婚して欲しいんだ」
…初めて告白した時のように、心臓が爆発しそうになりながら、アルバートは彼女を見つめて答えを待ちます。
エレノールはアルバートの言葉にビックリしたように黙り、でもアルバートが真剣なのを知って、何故か目を伏せてしまいました。
そして彼女の口から出た言葉は、
「…ごめん、もう少し待って…」
…エ・エーッ??!!(注:プレイヤーの声)
「ごめん、俺、急ぎすぎた?」
内心動揺しながら謝るアルバート。
それを見てエレノールが首を横に振ります。
「ううん、違うの、でも私…タダヒコさんが…」
タ、タダヒコさん…?!
「タダヒコさんなんて、もう関係ないだろ」
思いがけない名前が出てきて、ムッとして思わず声を荒げたアルバートに、エレノールは泣きそうな顔をしながら、小さい声でこう答えました。
「ご、ごめんね、でも私…」
「エレノール…」
「私、タダヒコさんをおいて、自分だけ幸せになっていいのかわからないの…」
そう言い残して、エレノールはアイシャ湖を出て行ってしまい、アルバートだけが湖に取り残されたのでした。
どうやらエレノールが最近おかしかったのは、亡くなった元恋人に対して、自分がアルバートと幸せになることに段々罪悪感を持つようになってきたせいのようです…
#「ごめん、もう少し待って」というセリフがあるのは知ってたけど、プレイしていてまさかエレノールから初聞きするとは思ってもみなかった…!
アルバートじゃないけど、だ・大ショックでした…(TT)
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by blue-ground | 2005-07-12 20:09 | 6代目アルバート