561年中盤:
2006年 02月 20日
ユリイカはヴァシリーサのギブルを買っていなかったので、残念ながら賞金を得ることが出来ませんでした。
お父さんのは買っておいたのにー!!
仕方がないので、年後半のDD杯のギブルに期待です。でもDD杯は大概バグウェルが優勝するし、バグウェルの倍率はいつも1.2倍とかだったりするので、たいしてお金にならないのよね……。
そんなことを話しながら、ユリイカはプルト闘技場から夫のマードックと帰宅。
……さてさて、もう夜も遅いしと寝る準備をしているマードックに、話さなければいけないことがあります。
実は、赤ちゃんができたみたいなのです。
さっきまで、ギブルが外れて残念ー!と悔しがっていたユリイカが満面の笑顔で横にやって来たので、マードックが驚いています。
「な、何? ユリイカ」
「あのね、実はね……」
「えっ、本当……? バンザーイ!」
ユリイカの予想通り、マードックは大変な喜びよう。彼のほうが子供みたいです。
予定日は26日、あと半年後です。
ちなみにユリイカは、その日まで夫が毎日赤ちゃんの名前をどうするかと言う話ばかりするとは思ってませんでした(笑)
16日。
父の弟でユリイカの叔父に当たる
レイトが危篤になりました。
22歳の若さです。
翌日、葬儀。
レイトはかなり訓練魔で試合向きの性格だったのにも関わらず、リーグ戦ではあまり活躍しませんでした。3Sの数値もピークもアルバートと全く同じだったのに……。
20歳前までずっとコークショルグのCリーグで足踏みしていて、最後はBリーグ2位。
あまりに活躍しないので、6代目プレイ日記にあまり登場させることが出来なかった…
父のアルバートは、顔にこそ出していませんでしたが、自分より先に弟が逝ってしまったこと、そしてそれによって親戚の中で自分の親兄弟が最初に全員いなくなったことに、また少しショックだったようです。
元気出してね、お父さん! お父さんにはまだお母さんがいるじゃないの!
その日夕方、ユリイカが仕事を終えてバハウルグから家に帰ろうとしたところ、リムウルグ長のハイト・ハンマーさんに引き抜きを受けました。お断りしましたが、引き抜きなんて初めてだったのでちょっとびっくりしたユリイカ。実はハイトさん、初めてリムウルグ長になって張り切っていたのか(?)、やたらに引き抜きまくっていたのが後で判明します。
20日。
毎年恒例のエナコンの日です。
去年まではあの舞台に立って、ミスプルトになることを夢見ていたユリイカですが、今年はもう既婚だし、緊張で眠れずに朝を迎えることも、神殿前に行くのにドキドキして落ち着かないこともありません。
そんなわけで余裕でウミカイの卵集めをしていたのですが、エナコン終了間際に誰が今年のミスプルトなのかなと、ちょっとした好奇心から見物に行ったところ……
何と、
トヤノワがミスプルトに!
(前年のミスプルトのジョディさんは今年10日に再婚、
ミンメイちゃんはキヨカズ君と婚約したため、
エナコン出場者にはなっていなかった模様)
トヤノワは大人しいけれど勤勉だし、何故かリーグ戦も連勝してるし、魅力的な女性になって来ているのでしょう。
ユリイカはエナコン会場で弟を見かけ、傍に行って声をかけました。
「アーサー、モタモタしてたらトヤノワを誰かに持って行かれちゃうわよ?」
「……わかってるよ!」
相変わらず、ぶっきらぼうな答えです。女心をわかっているとは言いがたい弟ですが、今回の件を機に少しは焦るかな……?
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by blue-ground | 2006-02-20 19:57 | 7代目ユリイカ