568年中盤(1):   

10日。
コーク杯決勝の日です。



ヴィクトールも、プルト闘技場へ観戦へ。
試合結果は、シードで出場していたヴィクトールの祖父の

b0057741_128269.gifアルバートが、対戦相手をKOで降して優勝でした。
性格が「負けず嫌い」なのと、コーク技しか持っていないのが逆に有利になっていて、コーク杯はこれで6回目の優勝。
武術の称号をほとんど持っている祖父は密かにヴィクトールの憧れの的ですが、話好きな人ではないこともあり、ヴィクトールにはちょっと怖い存在です。

b0057741_1801058.gif「お父さん? 確かにあまり喋らないほうだけど、別に怖くないわよ」
と母のユリイカは言いますが、何せ国の議長だし、なかなか気軽に声をかけられません。
とりあえずヴィクトールは、祖父が成人2年目に、外リーグからDリーグを飛ばしてCリーグに入ったと聞いているので、自分も同じように入れないかと訓練をする毎日です。
(※実際は、同じショルグ内で死亡者が相次いでショルグ員の大幅欠員が起きれば、外リーグ上位者がDリーグを飛ばしてCに上がることが出来るようです)

さて、お付き合いをすることになったヴィクトールとノヴァですが、ノヴァは「訓練好き」だけあって、ものすごく積極的です。
お昼の通りや、仕事からの帰り道にヴィクトールに駆け寄ってきて、しょっちゅう挨拶やデートのお誘いをして来ます。それに、デートの約束をした後も、夜にヴィクトールの家に駆け込んできて、明日のデートの念を押しに来ます。
うわ、家には両親も兄弟もいるのに!
ヴィクトールはちょっと焦るのですが、ノヴァはあまりそういうことは気にならないようです。

また、とある日。
ヴィクトールが今日は一日スタミナ訓練と、アイシャ湖へ行き、泳いでいると……

b0057741_1255563.gif「ハーイ ヴィクトール」
どこかで聞いた声がしました。ヴィクトールが振り返ると、ノヴァが笑顔で手をぶんぶん振ってます。同じくスタミナの訓練をしに、彼女も湖へ来たのです。
……水着で。

水着!? 水着!!! 連呼しなくても水着です

b0057741_1255563.gif「あらっ、どうかした?」
b0057741_19354163.gif「い、いやっ何でも……(汗)」
b0057741_1255563.gif「?」
きょとんとしているノヴァを前に、目のやり場にちょっと困るヴィクトール(笑)
アイシャ湖で会う人が水着なのは当たり前ですが、自分の彼女となると少し違います。でも、ノヴァは全然気にせずに、ヴィクトールの傍に来てがしっと腕をつかみ、

b0057741_1255563.gif「一緒に泳いで訓練しようよ」
b0057741_19354163.gif「お、おう」
b0057741_1255563.gif「決まりね♪ じゃ、あっちの岸まで競争しよ」
水着姿の彼女があんまり堂々としているので、一人慌てていたヴィクトールも、そのうち慣れてきました。彼女と一緒に泳ぎながら、ヴィクトール、

b0057741_19354163.gif(オレって、彼女にとって彼氏兼いい訓練相手なのかも……)
という気もしましたが、まあ、それはそれで、いい関係なのかもしれません。

こんな感じで、デートしていない日でも、訓練スポットで一緒になったりして、ノヴァとは本当によく会います。
それに、デートの約束の主導は、もっぱらノヴァ。
ヴィクトール、ちょっと大胆な彼女のペースに巻き込まれ気味です。


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by blue-ground | 2006-05-31 15:34 | 8代目ヴィクトール

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