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579年後半(2):   

ええ~~~~~!



まさか ノズルさんのほうから遊びに誘ってきてくれるなんて思ってもいなかったクラリッサ。もちろん、返事はOKです。
あの後、DD杯の決勝を観戦しに行くノズルさんの後についてプルト闘技場へ入ったような気がするのですが、クラリッサはポーッとしてて試合結果を何も覚えてません。(※バグウェルが優勝でした)
しかし家に帰って時間が経ってくると、段々とさっきの出来事が現実味を帯びてきました。

初めて、クラリッサに声をかけてきてくれた!
セイシルの芳香なんて一つも持ってなかったのに、デートに誘ってくれた!
誘ってくれたということは、脈あり……脈ありってことよね??
うわ~明日、お弁当何持って行こう!?

半分あきらめていただけに、クラリッサには彼とのデートが夢のようです。
以前彼に夕ご飯を持っていっていたときは、(プレイヤー的に、彼のアイテム庫へのアイテム輸送の目的があったので)将来的に子供の弁当になるような訓練効果のある料理や、なかなか買えなさそうな高価なアイテムを持っていっていたのですが、明日は純粋にデート先で彼と食べたいお弁当を選びたいと思ったクラリッサ。

えーっと、バハのクラリッサが作った花のパンとフルーツサラダでしょ、そうそう、お茶もいるからイムティでしょ、メインがポトフでしょ、ああでも、彼の好きなデヴォンの酒も持っていかなくちゃ……

え…選ぶのがとっても楽しい!!

明日のデートのお弁当をどれにするか、アイテム庫の前でうきうきしながら迷っているクラリッサに、お父さんが声をかけてきます。

579年後半(2):_b0057741_1954351.gif「最近どう?」
579年後半(2):_b0057741_1630856.gif「明日、ノズルさんとデートするの!♪」
579年後半(2):_b0057741_1954351.gif「へえそうかお前もついにデート……ってええ!!??
お父さんが仰天しています。
クラリッサはそんな父の様子も知らないで、明日の準備を進めると、ドキドキしながら眠りにつきました。

翌日、26日。
クラリッサは朝早くから昨日選んだお弁当を持って、大通り南へ向かいました。ちょっと大通り南をぐるぐる回った後、待ちきれなくてガアチ区のノズルさんの家へつい向かっていくと……彼がガアチ区南から走って出てきました。
ところが、彼はクラリッサに気づいたものの、そのまま横を走りすぎて行きます。
クラリッサも後を追うと、彼は大通り南で、

579年後半(2):_b0057741_94877.gif「そこにいろよ!」
とそのまま南へ駆けて行ってしまいました。

あ、あれ?? デートは?? 

意味がわからず立ち尽くすクラリッサ。
デートより試合観戦が優先なの? と考えた末、彼がショルグ前に向かって行った理由がわかりました。
Aリーガーの彼は、今朝リーグ戦だったのです。
ここ最近、クラリッサは昼間は自分の訓練に夢中で、Aリーグ戦が始まっていたことを知らなかったのでした。
お、応援に行かなきゃ!!
クラリッサも彼を追いかけて、コーク闘技場へ向かいました。

対戦はコークショルグ長のグリフィスさんとノズルさんでした。
試合が今まさに始まろうかと言う時に、場違いにもお弁当を4つ腕に抱えて闘技場に駆け込んできて、観客に奇異の目で見られながら一番前に出てノズルさんの応援席へ着いたクラリッサ。それを見たノズルさんは動揺したのか、グリフィスさんにボコボコにやられていました(笑)

その後、大通り南で落ち合って、タラの港へ向かった二人。
試合でボコボコに負けて、ノズルさんは不機嫌です。この頃積極性が下がったらしく、「ラムサラ好き」から「ろくでなし」に戻ってました

579年後半(2):_b0057741_94877.gif「何で来たんだよ!! 大通り南で待ってろって言っただろ!」
579年後半(2):_b0057741_1630856.gif「だ、だって応援に行きたかったんです……」
しょんぼりするクラリッサを見て、ノズルさんもデートなのにさすがに悪いと思ったのか、

579年後半(2):_b0057741_94877.gif「それ、出せよ。食ってやるから。弁当作ってきたんだろ」
579年後半(2):_b0057741_1630856.gif「え……は、はい!」
言われて、クラリッサはいそいそとお弁当を広げました。今日は他にデートしているカップルもいなくて、タラの港には二人きりです。前に彼と一度ここに来た時は、あっさり振られてしまいましたが、今日は彼からデートに誘ってくれたのだし、一緒に話しながらお弁当を食べてくれるほどになりました。傍目からみると進展です。そして、きっと彼はこのデートの最後に、クラリッサの気持ちに対する何らかの答えをくれるのでしょう。
段々お弁当がなくなってきて、楽しい時間も過ぎデートも終わりに近づいて来ると、クラリッサも、そして彼も黙りがちになって来ました。
彼の答えを聞くのが少し怖い……でも、聞かないと、一生このままです。
クラリッサは、最後に勇気を出して尋ねました。

579年後半(2):_b0057741_1630856.gif「あの……ノズルさんの答えを教えてください」
579年後半(2):_b0057741_94877.gif「え?」
579年後半(2):_b0057741_1630856.gif「クラリッサはあなたのことが好きです。……ノズルさんは、クラリッサのことをどう思ってますか……?」
彼を見つめて、クラリッサは心臓が破裂しそうになりながらじっと答えを待ちました。
しばらくの沈黙があった後、まっすぐ自分を見つめるクラリッサに、観念したように溜息を一つついたノズルさん。
そして、彼は優しくクラリッサの手を取って、

579年後半(2):_b0057741_94877.gif「……好きだよ。オレの恋人になってくれ」
と答えてくれたのでした。

こうしてクラリッサは、好きだった人とようやく恋人同士になることができました。
デートの後、二人で彼の家まで帰ったクラリッサ。
今まではずっと彼の後を追いかけることしかできなかったけれど、これからは二人一緒に肩を並べて歩けるようになりそうです。


↓その夕方、ノズル君の家の前で
579年後半(2):_b0057741_1954351.gif「おいノズル、お前うちのクラリッサと付き合ってるのか!?」
579年後半(2):_b0057741_94877.gif「(ギク)だって、あっちから来たんだよ」(←もう開き直るしかない状態)
579年後半(2):_b0057741_1954351.gif「で、でもお前はあの子より10も上だろう! それぐらいの分別はあるやつだと思ってたぞ」
579年後半(2):_b0057741_94877.gif「でも、毎晩一人暮らしのオレん家に来てたんだよ。ああも毎晩据え膳されちゃね」
579年後半(2):_b0057741_1954351.gifす、据え膳言うなぁぁ!!!オレの娘に何て言い草だ!!
絶叫するヴィクトール。

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#前回記事で、メインの二人がまだくっついてないにも関わらず、このブログ開設以来最高数の拍手を頂きびっくりしました。ありがとうございました!

クラリッサのプレイ日記が終了してプレイ後書きを書くのはだいぶ先だと思うので、先にここまでの経過を振り返って。(以下反転)
あまりにもノズル君に拒絶されるので、プレイ日記途中のクラリッサ同様、メゲそうでした。しかしそういうときに限ってエナコンで投票してくれたりするし……本当に彼の本心が分からず困りました。
セイシルの芳香はできるだけ使いたくないというこだわりがあったのですが、彼の年齢の件もあり、さすがにこの年中に進展がなければ来年使おうか……と思っていた矢先、25日の夜に誘いに来てくれて、翌日、無事、カップル成立となりました。(ちなみにプレイメモには「落としたよ!! 好きだと言わせましたよ!!」と書いてあり、まるで恋愛シミュレーションゲーム)

不勤勉(不真面目)なNPCは議長選やウルグ長選挙で、より「ふさわしくない」人に投票する傾向があるのですが、それと同じで、不勤勉な人は友人欄1位の人に対してもマジメに取り合わないのかなーとも思ったのですが、6代目の意中の人だったイム娘(やはり不勤勉・6代目が友人欄1位にいた)は1発でデートのOKしてくれたし……と思うと、やっぱりクラリッサ自身の魅力が低かったのかとも思います。(創作ではノズル君の拒絶について色々理由付けしていますが)

それにしても、男の「ろくでなし」と女の「忍耐強い」のカップルって、現実にいたらとてもヤバイ組み合わせですね!(汗)(女性側が虐げられそうで)

by blue-ground | 2006-11-07 19:13 | 9代目クラリッサ

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