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580年中盤(1):   

11日。



朝、ノズルさんが家から出かけていきました。昨日結婚したばかりなので、クラリッサは夫を送り出すのは初めてです。
何か奥さんらしいことをしなくちゃ……!
彼を家の外まで追いかけて、クラリッサは声をかけました。

580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「あ、あの……」
580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「?」
580年中盤(1):_b0057741_1630856.gifあなた、がんばってね
ノズルさんはびっくりしたみたいですが、慣れない言葉を使って照れているクラリッサに、

580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「……うん」
と笑ってうなずいてくれて、出かけていきました。どうやら、ガアチに仕事に行くようです。
でも、本当に行くのかしら……とクラリッサがそっとついていったところ、彼はちゃんとガアチで仕事をしていました。しかし……周りの勤勉な人と比べると、明らかに仕事速度がかなり遅いです……。

この後の毎日の彼の行動パターンを見ていると、朝は仕事に向かうことが多く、でも昼で切り上げてその後訓練その他という感じでした。(前PCの配偶者ノヴァと逆パターンで、面白い)
結婚したことで少しは働かなきゃと思ったのかもしれませんが、やっぱり、仕事はあんまり好きじゃないみたいです。

この日、クラリッサも、仕事をしにバハウルグへ。
仕事場には、ノズルさんの弟のヌーノさんも来ていました。

580年中盤(1):_b0057741_2016654.gif「おはよう、クラリッサちゃん。どう、新婚生活は?」
580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「とっても楽しいです!」
580年中盤(1):_b0057741_2016654.gif「そう、良かった。兄さんも久しぶりに楽しそうだったし。兄さんも色々あったし、クラリッサちゃんもだけど、ぼくは兄さんにも、もう一度幸せになって欲しかったんだよ」
ヌーノさんはクラリッサの恋を応援してくれていただけではなく、兄の幸せも願っていたようです。ノズルさんはヌーノさんが苦手って言っていたけど、ヌーノさんはいい人だと思ったクラリッサ。そう言えば、ヴィクトールお父さんも、出来ればノズルさんにもう一度幸せになって欲しいって言ってたっけ。ノズルさんは、いい友人や兄思いの弟に囲まれているようです。

家に帰って、

580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「……ってヌーノさんが言ってましたよ」
とノズルさんに伝えると、

580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「だからオレはヌーノは苦手なんだ。オレの弟のくせに出来すぎなんだよ!
ノズルさんはぶっきらぼうにそう言っていました。でも、怒ってるわけじゃなさそうです。あれ……照れてるのかなあ……

ところで、話が前後しますが、10日夜はコーク杯決勝でした。
試合には、クラリッサの父

580年中盤(1):_b0057741_1954351.gifヴィクトールがシード出場。
対戦相手はコークAリーガーのキヨカズさん。
接戦でしたが、100VS108で、ヴィクトールが優勝し、これで2度目の優勝で「剣豪」の称号を貰っていました。
ちなみにノズルさんはコークショルグ長ですが、スピードの数値が足りず、今年のコーク杯には出られませんでした。

後日↓

580年中盤(1):_b0057741_1954351.gif「悪いなあ、コークショルグ長さんを差し置いてコーク杯で優勝して(笑いながらバシバシと背中を叩く)」
580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「(く、くそ……)オレだってもう少ししたら出てやるよ!」
580年中盤(1):_b0057741_19582223.gif「あら、そしたら(義理の)父と息子の対決になるわね!楽しみだわ!
580年中盤(1):_b0057741_1954351.gif580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「はっ……」

そ……そうでした!!
ごめんノズル君! ヴィクトールの息子にしちゃったよ!(笑)


さて、それはともかく、クラリッサはノズルさんと結婚したら、一つやろうとしていたことがありました。
それは「ゆで卵で延命作戦」。
さすがに10歳も年上の旦那様だと、一緒に暮らせる時間が長くないかもしれないことが、とても心配だったのです。
毎年20日に、ウミカイがバスの浜に産みに来る卵は、寿命を伸ばすことが出来る素晴らしいアイテムとの噂。ところが、この国は訓練に打ち込むNPCが割といて、20日のバス浜は、砂浜ダッシュする人たちでいっぱいです。その場で拾いながらノズルさんに食べさせるのは、至難の業。
更に、今年の20日を待たずにできるだけ早いうちに卵を食べて欲しかったので、サブ国でPCだった、

580年中盤(1):_b0057741_13473240.gifルーシア(24歳・寿命間近)に、
花色ゆで卵を持って移住してきてもらうことにしました。
そんなわけで、11日夕方、クラリッサはさっそく花色ゆで卵を4つ手に入れました。
これを何とかしてノズルさんに渡して食べてもらわなきゃ……!
バスの浜へスピード訓練しに行ってもらえば、そこまで持っていった卵を訓練前に食べるし、走るルートにも幾つか卵を置いておけば、それも食べてもらえます。クラリッサは、その夜、明日ノズルさんにスピード訓練してもらおうとカビチーネを取り出して渡そうとしました。

580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「ノズルさん、明日の訓練にカビチーネ持って行きませんか?」
580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「いや、大丈夫だよ」
だ、大丈夫じゃな~い!
何とノズルさんが受け取ってくれません。カビチーネじゃ安物過ぎるのかしら?? と、同じくスピード訓練効果があり、それを持っていれば朝スピード訓練に向かうはずのデヴォニアンを渡すともらってくれたのですが、続けて花色ゆで卵を渡そうとすると、今度はゆで卵を、

580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「いらない」
と受け取ってくれません! でもって、クラリッサから受け取ったデヴォニアンを、アイテム庫にしまってしまう始末。
何度もデヴォニアンを渡し、花色ゆで卵を渡そうとするのですが、デヴォニアンは受け取っても、どうしても卵は受け取ってくれません。
床に置いたりしてみてもうまく行かず、クラリッサがどうやればゆで卵を受け取ってくれるのかと悩んでいるうちに夜が明けてしまい、デヴォニアンを持っていたノズルさんは、何だか疲れているクラリッサを見ていたわってくれようとしたのか、

580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「おい」
580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「はい……?」(←渡し疲れでへろへろ)
580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「このデヴォニアン持って行けよ」
ち、ちがーう!!

ノズルさんは勤勉性がとても低いので、家族間の受け渡しでは、安物だと受け取ってくれないようです。勤勉性をあげるには、とにかく働いてもらうしかありません。でもそれだと、受け取ってくれるようになるまで何年かかることになるかわかりません。もう一つ、勤勉性を上げるには「ラムサラ?」というアイテムがあります。これは性格の3要素をランダムで±1~100するものです。コレを食べてもらえれば、勤勉性をぐーんと上げることもできます。
でも……
勤勉なノズルさんはノズルさんじゃな~い!(何)

やっぱり、彼が自分で行動した結果で人生を歩んで欲しいと思ったクラリッサ(寿命はともかく)。
とにかく、受け取ってもらえなくても、クラリッサが頑張れば、何とか彼に卵を食べさせる方法はあります。というわけで、クラリッサはある意味余計な労力を、彼のために使うことに決めたのでした。

結局、朝、デヴォニアンを持って「コーク訓練場に行く」と言うノズルさんの後に、花色ゆで卵を持ってクラリッサがついていくと、訓練を終えた彼は今度は「バスの浜にスピード訓練に行く」とのこと。
き……来た!!
クラリッサはバス浜へついていき、走る彼の前にゆで卵を置いて食べてもらおうとしたのですが、同じく砂浜ダッシュしに来た人たちが5~6人いて、タイミングが難しくうまく食べてもらえません。この日たまたま、ヌーノさんもスピード訓練に砂浜へやって来ていて、

580年中盤(1):_b0057741_2016654.gif「あれ? 珍しいな、花色ゆで卵が落ちてる(パク)」
580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「ああ!! ヌーノさん、違うんです違うんです!!」

リセット♥ごめんヌーノ君(爆)

とか繰り返しながら、ノズルさんにゆで卵を食べさせました。ゆで卵は食べるとかなり疲労が回復するので、それに加えて「頑張ってね」と声かけするとストレスも減り、疲れることがないのでずっと砂浜ダッシュを繰り返します。
なので、クラリッサが声をかけようと、走ってくる彼の目の前で待ち構えたところ、

580年中盤(1):_b0057741_94877.gif←サッとクラリッサをよけて走るノズルさん。
580年中盤(1):_b0057741_1630856.gif「な、何でよけるんですかっ!?」
580年中盤(1):_b0057741_94877.gif「走るのに邪魔なんだよ!! 何で目の前にいるんだ!

目の前に立ってるとよけられることが判明(当たり前)。
何とか彼の横に立ってタイミング良く声かけしてストレスを減らし、ゆで卵を食べてもらい、更にこのタイミングでルーシアに移住してきてもらって、バス浜前でゆで卵を受け取り、すぐ浜に戻って走り続けている彼に食べさせて、疲労とストレス回復させて、またゆで卵を受け取りに行って……というのを必死に繰り返すクラリッサ。
この調子で、今日たくさんゆで卵を食べてもらおう! としていたのですが……
何と、今日3人目のルーシアに来てもらったところで、「満」の文字が!!

ええ、そんなに人口多かったっけ!?
ルーシアに運び屋になってこれから先も来てもらおうとしていたのですが、これでは、下手に移住させると国に子供が生まれづらくなってしまいます。

できるだけ夫と長く暮らしたいと願っているクラリッサ。どうやら、運び屋作戦ではない他の方法を考える必要がありそうです。

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#NPCを本気で延命させようとしたのは初めてなのですが、これって結構面倒くさい大変でした。やってらっしゃるサイトさんを見かけますが、あれってホント愛ですね……!

by blue-ground | 2006-12-15 17:51 | 9代目クラリッサ

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