589年前半:
2007年 07月 09日
今年が、クラリッサで過ごす最後の1年になります。
1日。
双子のウォルターとミュリエルが成人です。
どんな子たちになるのかしら?
クラリッサは我が子の成人を見届けるため、夫と一緒にワクト神殿に向かいました。
両親に見守られながら、無事大人の仲間入りを果たした二人の性格ですが、
ウォルターは「信心深い」(赤はプラス、青はマイナスを表します)
積極性 ****
勤勉性 ****
優しさ ****
顔系統もそうですが、性格もどちらかというと母のクラリッサ似です。
ウォルターはまた、同級生5人の中で、首席として知識のメダルも貰っていました。授業ポイントは391で、両親の試合の応援に来ていた割には多いポイントです。
そして、出た!!
ミュリエルは
←「ラムサラ好き」
ちょっとめまいがしたクラリッサ(笑)
前々から思っていたけど、この子は完全にパパコピーだわ…!!
パラメータ的にはこんな↓
積極性 **
勤勉性 ****
優しさ ****
授業ポイントは0。まったく学校へ行ってません……。
さて、二人が選んだ所属は、
「男ならガアチ!!」
「(な、何だか背後からものすごく視線を感じるけど……)コーク神を信じ、リム神に仕えます」
ノズルさんの念もむなしく(?)、ウォルターはコーク/リムを、そしてミュリエルはコーク/バハを選択しました。
ちなみに、ヌーノさんの娘(第二子)のルクラちゃんも、今年成人でした。
2日。
ショルグ新年祭の日です。
今年もコークショルグ長を務めているノズルさんと、新しくコークに所属することになった息子と娘と一緒に、クラリッサもコークショルグヘ向かいました。
クラリッサにとって、今年の発表はちょっとドキドキです。何故なら、とあることを既に昨日、知ってしまったからです。
集まったショルグ員の前で、毎年恒例の今年のリーグ順位を発表していたコークショルグ長のノズルさん。彼は下位リーグから順番に今年のランクを読み上げていき、Aリーガーの名前を読み上げたところでいったん詰まって、目の前に並んでいるクラリッサを見、確かめるように手元のランキングの用紙にもう一度目を落としてからギョッとしたようにクラリッサを見て、
「何っお前Aリーグ!?」
「は、はい、そうです」
クラリッサ、Aリーグに入ってました。
去年、コークショルグBリーグ1位の人と、Aリーガーが1名亡くなっており、Bリーグに入っていてそれなりの成績を残したクラリッサが、滑り込みでA5位にランクインしていたのです。
確かに少しずつリーグを上がってきてはいたけど、まさかAリーグに入っているなんて自分でも思っていなくて、たまたま1日に先に知っていたとは言え、クラリッサ自身も驚きです。
ということは……今年のAリーグ戦で、クラリッサはノズルさんと試合で初めて対戦することになります。(しかも日程はAリーグ戦初日の午前の試合)
ノズルさんは冷たくて、自分より弱いランクの試合なんて興味がないと、今まで一度もクラリッサの試合を見に来てくれたことはありません。
でもクラリッサだって、夫は全然応援に来てくれなかったけど、少しずつ勝利を重ねてきていたのです。不戦勝も結構ありましたが…
見ててくださいね、ノズルさん! クラリッサだって、少しは強いんです!(多分)
と、ノズルさんに初めて自分の武術の腕を見てもらうのが、そのノズルさんとの初対戦ということに、クラリッサはやる気満々。
というわけで、実は今年ミュリエルに継承して「女版ノズル」な人生を歩もうかとプレイヤーも昨年末から思っていたのですが、思ってもみなかった夫婦対決が実現しそうなため、代替わりは1年見送ることになりました。
4日。
この日、朝からクラリッサの家にリスティラさん(15歳・独身)という女性が訪ねて来ました。
よその女性がやって来るのは珍しく、すわ成人したばかりのウォルターを誘いに……!? と(今のところ、年齢関係なく異性が我が子を誘いに来ること自体がとても嬉しい)、クラリッサが目を輝かせて声をかけると、リスティラさんは、
「ショルグ長さんに用事があるの」
え~~~~っダ、ダメです!!!!
更に8日には、ウォルター&ミュリエルの同級生で今年成人したばかりの美少女ルレジーナちゃんがやはり家まで来て、
「ショルグ長さんをデートに誘いに来たの」
デ、デートのお誘いです!!
ノズルさんの魅力が上がってるのかしら……!?
こちらはこちらで、クラリッサは気が気ではありません。
そして、肝心な子供たちのほうには、誰もデートのお誘いに来ないのです。
娘や息子のほうから、誰かデートのお誘いに行ったりしないのかしら……とクラリッサが聞いてみると、
「ジャイニーさんをデートに誘いに行くの」
「ジェニファーさんをデートに誘いに行くんだ」
「ユージィンさんに用事があるの」
アリエルもウォルターも相手は一回り以上年上の既婚者……! ミュリエルにいたっては、祖父ヴィクトールの兄です(一応やもめで独身ですが)。
クラリッサも年上の人と結婚したから、多少の年の差カップルになるのはあまり気にしないけど、幾らなんでも既婚者はダメよ~!
ともかく、子供たちの魅力が低いようなので、クラリッサは女神の香り茸を輸入することにしました。
まずは一番上の娘のアリエルを何とかしないと……!
と、朝出かけるアリエルに1つキノコを持たせたてみたりしたのですが、アリエルは男性陣の友人欄に入っていないのか、朝と夕方に、家までデートに誘いに来る人がいません。またこういう時に限って、アリエルも誰かを誘いに行ったりせず、キノコと職場で採掘したガアチの岩を引きずったまま、夜に仕事から帰宅してきて、そのままキノコをアイテム庫にしまってしまいます。
こんな感じで娘に持たせるように繰り返してたら、
「ち、ちょっと持ち歩くの大変……(大きいし)」
と、アリエルは重かったのかどこかでキノコを落っことしてきて、何てこと!
いつの間にかバハの店で5000プゥで売り出されている始末。
うまく行きません。
クラリッサが子供たちの魅力を上げようと懸命になっている間に、ノズルさんは着々と訓練を続けて、10日のコーク杯決勝にシード出場し、現議長のマイクさん(ジマ)に、コールドランスで大差をつけて、22vs216で勝利! 2度目のコーク杯優勝を飾りました。
これで彼は、「大魔導」に加えて、「剣豪」の称号も得ることになりました。
こ、これだとまたノズルさんの魅力が上がってしまいそうだわ……!賞金もだいぶ持ってるし!!
喜ばしいけど、クラリッサの心中はちょっと複雑です。
闘技場から上機嫌で降りてきた彼はクラリッサの顔を見て、不思議そう。
「? 何で優勝したのにそんな浮かない顔してるんだよ?」
「だ、だって……また誰かがノズルさんをデートに誘いに来ちゃうじゃないですか…」
「ん?」
聞き取れないというように彼が顔を近づけてきたので、ドキリとしたクラリッサは、
「な、何でもないです! さあ、帰りましょう」
「え? お、おい、何だよ」
いつもとは逆に、クラリッサが彼の手をぎゅっと握り、引っ張って歩き出しました。
そうよ、子供たちじゃなくてノズルさんの魅力が上がってて不安だけど、彼と一緒にいる限りは、こんなふうにクラリッサが彼の手を離さなければいいんだもの!
そんなわけで、珍しく母に引きずられながら帰宅する父を、子供たちは物珍しげに眺めていたようです。
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by blue-ground | 2007-07-09 19:47 | 9代目クラリッサ