567年後半:7代目最終記事
2006年 05月 10日
マードックのAリーグ戦が始まります。
22日。
この朝、マードックの第1試合。
Aリーグの人たちは皆強いし、マードックはどこまでやれるかしら。でも、頑張って欲しいなあと思うユリイカ。
子供たちと一緒に、ここまでショルグリーグを上がって来た夫を、応援に向かいます。
この日の対戦相手は、
あの28歳やもめミダナァムのウェインさんでした。
マードックは初のAリーグ戦に、ちょっと緊張気味のようです。
そして試合が始まると……ウェインさん、寄る年の波もなんのその、絶好調で技を叩き込んできて、結局、226VS36でウェインさんが勝利。
(と、とても高齢には思えないんだけどこの人……(ぜぇぜぇ))
まさかこてんぱんにやられるなんて思っていなくて、試合終了後、よろよろと壇上を降りてくるマードック(笑)
ウェインさんはもうかなりのトシなのに、3Sが145、125、153もあり、試合では積極的に攻撃を仕掛けるタイプなので、あっという間に勝負が決まってしまったのです。
試合後、ウェインさんは上機嫌で試合場を後にして行きました。
ど、どうもあのミダナァムさん、まだまだ元気みたいだわ……。
ユリイカ、びっくりです。
この後のマードックの試合結果ですが、
昨年12歳でミダショルグ長になったジミィ君との対戦も、
やはりジミィ君が強くて負けてしまい、今年のリーグ戦の戦績は2勝2敗。
ジミィ君は今年のDD杯にも出場しており、3回戦まで勝ち抜いてきたユリイカの父アルバートを敗って、バグウェルへの挑戦権を獲得していました。(しかし、優勝はならず)
今後、ウェインさんとジミィ君に勝てるようにならないと、マードックがAリーグ上位にあがるのは難しそうです。
27日。
ユリイカがバハウルグで仕事をしていると、学生の子供たちがウルグ見学でバハの寝所へやって来ました。
生徒の群れの中に、息子のユージィンもヴィクトールも見えます。
ああ、まだまだ小さいと思っていたけれど、もうこれで息子たちの学生生活も終わりなのね。
ユリイカの初めての子育て(プレイヤーにとっては久しぶりの母親プレイ)で、お使いに行ってくれなかったりして大変だったけど、いい子に育ってくれたし、あんなことやこんなことも、今ではいい思い出です。
30日。
とうとう、今年も終わりです。PCとしてユリイカが動くのも今日が最後。奥さんとしてマードックに話しかけるのも最後になります。
まさか結婚することになるとは思わなかった人と結婚して、10年近く一緒に過ごしてきたけれど、振り返ってみるとマードックはとてもいい夫でした。
移住者の彼は、きっと長生きするでしょう。
そして、彼は知らないだろうけど、地元民の自分がそこまで彼と一緒に連れ添うことは恐らく出来ないことを、ユリイカは知っています。
でも、その日が来るまでは、ずっと一緒にいられるはずです。
夜、この10年の感謝をいっぱいしようと、ユリイカは帰宅してきたマードックに話しかけました。
そこで「何?」とばかりに顔を向けてくれた彼のステータス画面に
ミダナァム継承権第1位 ←注目
あ、あらーー!!?
実は、30日時点での来年のミダAリーガーは
1位はウェインさん(ミダナァム)
2位はジミィ君(来年もミダショルグ長に決定)
3位はカールさん(来年もリムウルグ長に決定)
そして今年4位だったキンバリさんはリーグ戦で4敗してしまって(←こんなところに落とし穴が)A5位に落ちており、2勝2敗だったマードックはA4位に上がり、とうとう継承権1位がついてしまうことになってしまったのです。
移住してきてリーグ戦を頑張ってきた結果がこんなことになろうとは……
びっくりして声も出ないマードックに、ユリイカがせめても声をかけます。
「で、でもナァムの仕事って、ほら、議会の出席と新年祭の舞ぐらいよ」
「(我に返って)えっ、あれぼくが踊るの!?」
しかし、まだナァムになるとはっきり決まったわけではありません。
今はリーグ順位による継承順位がついているだけなので、ウェインさんが長生きすれば、試合結果での順位の変動によっては、継承権が外れる可能性だってあるのです。
それにしても……
(ぼくがミダナァム……!?)
(私がナァム夫人……?)
「あわわ……」
事の重大さを想像すると、その夜、マードックはもちろん、ユリイカも寝付けませんでした。
さてさて、明日は、双子の息子がいよいよ成人です。
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by blue-ground | 2006-05-10 17:00 | 7代目ユリイカ